新型コロナで大変な時期ですが、その時期だからこそ、やれることをやっていきましょう!(^^)/
「長文は点数取れました、でも文法が取れなかったです」
模試の採点後に生徒がよくぼやいている印象があります。
しかしこれ、少し不可思議なことを言っているとは思いませんか?
WITHのカリキュラムでは長文問題に取り組む時期は文法をひと通り終わらせた後になるので、予定通りいけば、むしろ文法問題は得意分野とまではいかなくとも、ある程度できていることが望ましいわけです。
実際はそう上手くはいかないわけですが、今回は「問題を解いているときの状態」から改善法を探っていきたいと思います。
どのような思考で回答しているのか
文法問題のほとんどはマークシート形式の空欄補助です。
4つの選択肢から正解を選ぶ問題です。ためしに以下の問題に回答してみてください。
The speech is ( ) to raise awareness about our club’s volunteer activities.
1 intend
2 intended
3 intention
4 international
正解は2 intendedです。
「そのスピーチは私達のクラブのボランティア活動の認識を高めることを( )している」という意味の英文です。intend(意図している)を補充するとき、文法的にも意味的にも受動態の形が正しいので解答は2となります。
ここでいったん、自分がどのように考えて回答したかを思い出してください。
伸びるために大切なこととは?
ずばり自分が回答した時、根拠を持った判断ができたかどうかが大切です。
今回の例題でいえば、回答時に以下のようなことを考えて回答できると良いでしょう。
ただ以下のようなプロセス以外で回答していても、それが正しい根拠に基づいた判断であれば、問題ありません。
・文型5種のうちのいずれかなのかを判断する
→空欄前にisがあることから原型+原型の並びにはならない。したがって1は✕
→4(形容詞)を選ぶとSVCとなり、to raise~の存在が謎になるので4は✕
・不定詞を利用して解く
→空欄後にto raise~があり、3を選ぶとto raise~は不定詞の形容詞・副詞的用法のいずれかになるが、そのどちらも文脈に合わないため3はどちらも✕
したがって今回の例題は第2文型となる。
このような感じで、正しい根拠を持って回答することが大切です。
長文で点数が取れるという生徒はほかの能力で正解を導くタイプが多い気が・・・
「なんとなく語呂がいいから」
「こんな言い方見たことある」
このような答え方、していませんか?
そういう子は勘や経験則をもとに感覚で回答するクセがついているので、文法問題も同じように回答しがちです。
しかしそのような読み方では、いつか必ず限界が来ます。
なぜなら受験やテストでは、わざと間違いやすい問題を出題してくるからですね。
もし心あたりがある人は直していきましょう。
まずはしっかりと基礎を修得すること。
これが一番の近道です。
誤った知識や曖昧な部分をなくしていくこと、
わからない部分をわかるようにしていくこと
これを繰り返せば極端な話ですが、わからないところはなくなります。
時間がかかって焦るかもしれませんが、しっかり腰を据えて、理解することに時間をかけましょう。
ではまた~