「高校生の勉強って、中学校と何が違うんだろう・・・」
「学校がお休みになったし、高校の予習でもしようかな」
今回はそんなあなたに向けて、「高校英語の概要」を公開します(^^♪
まずは全体像を把握することは大切ですよ!
英文法
高校の英文法は中学英文法に比べて、とても難しくなります。
しかし実は高校英語で新しく追加される単元数は、3年間で5単元しかありません。
(教え方やテキストによって変動があります)
では多くの高校生が苦労するほどなぜ難しくなるか?
理由は以下です。
・一つの単元の用法が多くなる
中学→can「~できる」だけ
高校→can「~できる」「~してもよい」「ありうる」「いったい~だろうか」「~なはずがない」
・複数の単元が絡み合った問題が出題される
中学→「進行形」=be+~ing、「受動態」=be+p.p.はそれぞれ独立していた。
高校→「進行形」+「受動態」=be ~ing p.p.のような、複数の単元のルールを理解していることが求められる。
文法ではひとつひとつ覚えることが増え、それらを正確に使いこなせることが求められる!
語彙
中学→約1,000~1,500語
高校→約4,500~8,000語(志望校により変動)
単語だけでもこの量です。中学と高校では同じ3年間ですが全く違いますね。
また分野によっても大きく単語が異なるため、文型と理系で試験内容が変わることがあります。中学ではそんなことはありませんが、高校ともなると分けないと対応できないということの証でもあります。
語法、熟語
中学→約50~100語
高校→約1000語~(志望校により変動あり)
単語とは異なり、決まった組み合わせにより意味が変わるので、知っている単語が含まれている場合も、熟語になると意味が全く変わるものもあります。熟語もしっかりと覚えておきたいところです。
語法は、特定の状況により効力を発揮するルールをまとめたものになります。
これを知らずに回答しようとすると、やはりミスにつながってしまいますので、しっかりと把握しておく必要があります。
英文解釈
高校英語では英文の構造が複雑になり、1文が6行7行になるものあります。
中学までは動詞は1つだよというルールが通用していましたが、高校ではいくつも出てきたりしますが、たまに分ければいいのに、いくつもの文章を1つにまとめているものを見かけることもしばしば。この英文解釈をしっかりと身につけないと、長文読解は読むことが難しくなってしまいます。
長文読解
これまでに習ったことの全てを総合して問われるもの、それが長文読解です。そのため高校の長文読解は教科書本文でも難しいものがありますね。
当然、一般受験用の教材や有名な赤本などに掲載されている問題は(所属している高校と志望大学のレベルにもよりますが)教科書のレベルとは大きく異なります。
覚えてきた知識を正確に活用できることと、長文用の読解スキルもまた習得しなければなりません。
文法から難しくなる高校英語の、集大成である長文読解力を身に付けることは簡単ではないことがわかるかと思います。
「大学入学共通テスト」による影響
2020年から施行される大学入学共通テストでは読む・聞くの2技能から、
読む・書く・聞く・話すの4技能へと大きな変更が加わります。
これに関してはまだ変動する可能性があるので何とも言えませんが・・・
とにかく備えあれば憂いなし!というように、しっかりと準備しておくことが求められますね。
また英語教育も現行の小学5年生の内容を小学3年生からに前倒しするという変更もあり、その影響は高校受験、大学受験ともに英語の難易度が上がっているのはもちろん、学校の教科書も少しずつ難しくなってきています。
何より、大学受験は3教科です。
英語だけでもこの量ですが、それが3教科となれば大変な量であることは想像に難くないかと思います。
やっと高校受験が終わった・・・!と羽を伸ばしているのは良いことですが、
先のことを考えて今のうちから少しずつ準備をしておくことがオススメですよ~(*’▽’)
ではまた~